ドリキンは1958年に誕生しました。これはなんとバービーより前に誕生したことになります。ただ、、、実はドリキンには大きく3モデルあって、[1]1958～70年代まで発売されていたモデル、[2]60年代終盤～70年代に発売されていたモデル、[3]80年代に発売されていたモデルの3パターンになります。いま日本でもブームになりつつあるのは2もしくは3のモデルになります。

右の写真は上記の[2]にあたります。ファッションドリキン、アクションドリキンと呼ばれていますが、顔、ボディ、ファッションなど[1]とは全くの別物といってもいいと思います。

バービーより幼顔でありながらふっくらとした体つき、そして最大の特徴は可動性たっぷりのボディにあると思います。全14カ所もの関節を持つためバービーとは比較にならないほどの可動性。おまけに首を傾げられるのです!　ベッツィーもそうですが、首を傾げるだけでぐっと魅力的になるからフシギですね。。

他のドールと同様、黒髪、赤髪、金髪などがあります。無表情にも見える顔ですが、かといって冷たいわけではなく、都会的な表情とでも言えばよいのかな。ドリキンってなんだかmomokoと同じセンスを持っているようなきがしませんか?

ちなみに最初のモデル[1]はグラマーなボディにおっきめの頭をもった19インチドールだったようです。50年代のアメリカ映画に出てくるマダムを彷彿させるような表情をしており、また当初から16関節も持っていて人間のような可動性を前面に押し出していたようです。ところが時代は次第にバービーのようなすらっとしたおにんぎょうブームへ。ドリキンも大きな方向転換をせまられて、[2]のモデルが誕生しました。

さらに80年代に発売されたモデル[3]は「リトルミスドリキン」というもので、その名の通り6.5インチほどの小さいドールだそうです。