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* ヴィンテージとレプリカのちがい (2/4) *

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ヤフオクなどでレプリカをヴィンと間違わないよう、その違いをここでしっかり解説しますので、 一目で判断できるようになってくださいね ☆


一番わかりやすいのは、目のキラキラぐあいでしょうか。ヴィンテージはとってもキラキラした目をしてますが、レプリカにはそのキラキラ感はありません。

目の根本的な作りが違うようで、ヴィンテージのほうが光が入ったときより反射するようです。このためレプリカカスタムの常套手段ともなってますが、レプリカの目をはずして、その後ろにキラキラするシートをセットして、また目を戻してあげるという、いわゆる「キラ目」が挙げられます☆キラ目にするだけでほんっと魅力的になりますよ~ というか、なぜ当時こんなキラキラ目で発売したのか、また現代の生産技術をもちながらなぜこのキラ目を再現しないのか、ここに疑問をもちますよね~

※写真は上からヴィンテージ、ボヘミアンビーツアゲイン


ヴィンテージの目の特徴は他にもあります。代表的なのが「横目の角度」と「アイホールの形」ですね。

まず横目の角度ですが、ヴィンテージのほうがより深く横目を見るんです。比べて最近のレプはあんまり横目を向きません。実はオールゴールドインワン以前と、アズテックアライバル以降で目の仕様が変わっていて、ゴールド以前のほうがヴィンテージのようにより深く横目を向きます。それがなぜかアズ以降はあまり横目を向かない仕様に変更されました。ちなみにゴールド以前のブライスは、目がはっきり開いたいわゆる「パチ目」仕様になっていますが、横目仕様変更と同じタイミングで、パチ目からヴィンテージのような「トロ目」に変わりました。左の写真を見ていただければわかりますが、真ん中のハリウッドだけ睫毛が上向きになってますよね? それだけぱっちりした瞼だと言えます。

またアイホールの形が微妙にことなります。一般的にヴィンテージのアイホールのほうが大きく、下瞼を底辺としたおにぎり形のようになっています。それにくらべてレプリカは全くの楕円形です。そのためレプリカカスタムの一つとして、アイホールを削っておにぎり形にし、ヴィンテージっぽさを出すやりかたがあります。

※写真は上からヴィンテージ、ハリウッド、チェリーベリー


次に判断しやすいのは髪です。レプリカの種類をどんどん覚えていくと、どう考えてもヴィンテージの髪型、髪色を持つレプリカがいないことに気づきます。一般にヴィンテージの髪のほうがごわごわしており、レプリカはしなやかです。そのためヴィンテージ髪は束になりやすく、みょーな位置でキープされているのを見ることがあります。

あとヴィンの髪は、見た目にツヤツヤ感がないのも特徴です。30年以上も前のおにんぎょうなので、ツヤがないのはしょうがないですね。。。

※写真は左からモンドリアン、ヴィンテージ


今度はまつげに注目してみましょう。

写真の写り映えを大きく左右するまつげですが、これもヴィンテージのほうが太くて固い、しっかりしたまつげになってます。ですがレプリカは細く、存在感があまりありません。そこでブライスオーナーたちは、カスタムの入り口と位置づけてまつげをごっついものにカスタムするようです。具体的には人間用付けまつげをつけること☆100円ショップなどで購入しましょう。ぐっと写真写りが良くなりますよ! とってもお手軽&効果テキメンなのでぜひトライしましょうね~

※写真1は上からヴィンテージ、チェリーベリー

※写真2は上からヴィンテージ、ボヘミアンビーツアゲイン


ボディの定性的な特徴ですが、まずヴィンテージはサングラスなどのアイテムが存在した、耳の後ろにメガネ用穴があります。レプリカにはピアス穴はあるけど、メガネ穴はありません。

次にボディそのものの違いですが、ミスアニバーサリー以降に採用されている「エクセレントボディ」はヴィンテージとかなり酷似しているので大きな違いはありません。ミスアニバーサリーより前のいわゆる「リカボディ」だと違いがありすぎて比較になりません。(ブライスはガイジンの大人という設定、リカは日本の子供という設定なので比較にならなくてとうぜんですが。。。)

リカボディ、エクセレントボディの違いについては、裸くらべをみてくださいね☆


また背中に注目すると、そこには「KENNER」社の刻印が☆レプリカブライスの場合には当然「TAKARA」の刻印入り! ちなみにヴィンテージの発売時期により、KENNER社の刻印には2種類存在するようです。6行刻印と7行刻印になります。

※写真は上からヴィンテージ(6行)、ヴィンテージ(7行)、モンドリアン(リカボディ)、ナイキ(エクセレントボディ)


そして最後になってしまいましたが、やっぱり全体的な印象の違いをだしているもの、それは顔の輪郭、パーツの配置でしょう。ここが重要な点で、そして一番具体的に説明しにくい部分です...

まず言えることは、いきなり抽象的なことだけどヴィンテージは外国産だけあってガイジンっぽい顔、対してレプリカは和風顔でっす。おそらく最初はさっぱり分からないかもしれないけど、常に念頭においてブライスを眺めていると、そのうちなんとなくそう見えてくるハズ☆

※注意)実はレプリカと一言でいってもその顔は微妙に異なっており、またヴィンのなかでもこれがまた微妙に異なっているため、ひとえに「ヴィンとレプの比較」といえないのですが、ここでは「ヴィンの一つ」と「ナイキ」の比較をしたいと思います。ちなみにレプの顔には*少なくとも*モンドリアンなどのツヤ肌、コージーケープなどのマット肌、サンデーベストのような適度なツヤ肌初期型(下ぶくれタイプ)、ティーフォートゥなどの適度なツヤ肌現行型があるようです。またさらに細かく言えば、ロットによってもほんと若干ですが差異があるようです(たとえばスケートデート初期型と後期型でメイク、髪など微妙にことなるのがそれですね)。


さて徹底研究していきましょう。アイホール周りは上で書きましたが、それ以外では、まず顔全体の大きさからいきましょう。写真を見ていただければわかると思いますが、ヴィンのほうが縦が短く、比較的横に若干広いように見えます。特にヴィンのおでこはレプリカに比べておでこ正面から後方へのカーブに角度がついているため(文意通じます? 説明しづらいです..)、比較的小さく見えます。レプリカはなだらか(要するに丸い頭)のため、比較的大きく見えます。

ほっぺのふくらみは、レプリカのほうがふっくらしているように思えます。また顎からほっぺラインの角度ですが、ヴィンのほうが若干急なようです。

※写真は左からナイキ、ヴィンテージ。下唇を同一ラインとして編集

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今度は各部品に注目しましょう。写真ですが、レプリカの上にヴィンテージの顔を重ね合わせてみました。上方にあるのがヴィンの顔です。これでみるとまず目の大きさ、アイホールの大きさの違いがわかります。いずれもヴィンのほうが大きいですねー。ヴィンは上下瞼と目の間に隙間はほとんどありませんが、レプリカでは若干あります。

また口はヴィンのほうが若干小さく、両端がピュっと上方に向いています。

※写真は上からヴィンテージ、ナイキ

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試しにヴィンの魅力である目を塗りつぶし、かつメイクを目立たなくさせるためモノクロに加工してレプリカと並べてみましたが、やっぱりこうすると区別付きにくくなるけれど、やっぱりそれでも区別がつきますよね。ということで目やメイクも重要だけど、顔の輪郭も相当重要なファクターだと言えます。

※写真は左からナイキ、ヴィンテージ

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最後にレプリカの顔の上にヴィンの写真を重ね合わせてみましたところ、当然だけどヴィンっぽくなりました~


ここまでくればあなたもヴィンテージブライスマスター☆ といいたいところだけど、、、現実的にはようやく入り口にたったにすぎません。ですが、これらの知識を念頭におき、いろんなサイト、書籍を眺めれば、いままで見えてこなかったポイントがかならずみえてきますよ~★

なぜヴィンテージは人気があるのか? もっとヴィンテージを知りたい~ (3/4)